藤井聡太の神の一手をまとめてみた!6つの神の一手を解説付きで一挙紹介

藤井聡太

神の一手!

藤井聡太プロが神の一手を指すたびに世間が驚と感動に包まれます。

そんな藤井聡太プロの神の一手をまとめてみました。

プロデビューした2016年10月1日から2021年3月23日まで

特にすごかった神の一手を6つ厳選。

いったいどんな神の手なのか…解説付きで紹介します。

 

藤井聡太プロの神の一手をまとめてみた!6つの神の一手を解説付きで一挙紹介

神の一手は以下の6つです。

  • 4一銀  2021年3月23日 竜王戦2組 準決勝 松尾 歩
  • 5四金  2020年6月28日 棋聖戦五番勝負 第2局 渡辺明 
  • 3一銀  2020年6月28日 棋聖戦五番勝負 第2局 渡辺明
  • 4四銀  2021年2月11日 朝日オープン戦 決勝 三浦弘行
  • 8七飛成 2020年8月20日 王位戦七番勝負 第4局 木村一基
  • 1三角成 2020年6月8日 棋聖戦五番勝負 第1局 渡辺明

それではひとつずつ解説していきましょう!

4一銀

将棋の歴史に残る伝説級の一手

4一銀」が指されたのは2021年3月23日に行われた竜王戦2組 準決勝 松尾 歩8段戦です。

4一銀が指される前の状況はこんな感じです。

 

この場面は先手の藤井聡太プロの飛車で相手の飛車を取るのが普通です。

 

上記のようにプロなら100人中99人はこんな感じで相手の飛車を取ります。

しかし藤井聡太プロはここから飛車を取らずに4一銀を打ちます。

 

この手の目的は相手の王様の逃げ道封鎖です。逃げ道封鎖だけを考えると普通といえなくもないですが…

自分の大切な持ち駒の「銀」をただで相手にあげてしまう手なのでめちゃくちゃ危ない手なのです。

「銀」を犠牲にするだけの見返りがあることを完全に読みきらないといけません。

無制限に時間もかければプロなら読めそうですが数十分位で読めるプロは藤井聡太プロ以外にいないでしょう。

 

4一銀のあとの変化をぜんぶ読み切りました

すぐにゲットできる飛車にあえて手を出さず、完全に読みきらないといけない超危険な4一銀を打てる棋士は藤井聡太プロだけです。

このあと逃げ道を封鎖された松尾歩プロの王様は追い詰められ75手で藤井聡太プロの勝利となりました。

 

5四金

5四金は2020年6月28日の棋聖戦五番勝負 第2局 渡辺明戦で指された手です。

5四金が指される前の状況です。

 

先手の渡辺明プロが積極的に攻めている場面ですが…。

ここからなんと守備のコマとして重要な「金」を攻めに繰り出したのです。

 

ちなみに守備の要の「金」を前に繰りだしたのは相手の「桂馬」を攻撃するためです。

桂馬を攻撃するために藤井聡太プロの王様の周りはスッカスカ(笑)

 

スカスカの守備でも大丈夫だと完全に読みきった藤井聡太プロがすごすぎる…。

スカスカの守備でも大丈夫

このあと相手の桂馬を見事ゲット!

桂馬を奪われた渡辺明プロは焦り、少しだけ無理攻めをさせられる流れに追い込まれました。

そのスキを見逃さず的確に反撃した藤井聡太プロの勝利となりました。

 

 

3一銀

2020年6月28日の棋聖戦五番勝負 第2局 渡辺明戦ということで

3一銀」は上記の5四金と同じ対局で指された手です。

この手も将棋史に残る神の一手として有名。

 

桂馬を奪われた渡辺明プロでしたが快調に攻めています。

角を打って藤井聡太プロの王様の近くにある「金」を取ろうとしています。

この金を取られるとゲームセット。

この場面で藤井聡太プロは3一銀を打って金を守ります。

シブい銀打ちだけど最善手

どのように金を守るか頭を悩ませていた解説のプロたちが一斉に驚きました。プロ棋士たちからの評判はよくありません。

なぜなら大切な「銀」を辺境の地である3一に打って守るだけの手だったからです。

しかしコンピュータが時間をかけて読んでいくと…

3一銀が最も良い手であるという結論を出したのです。

すべてのプロそしてコンピュータをも超えたと言われる3一銀は、長い間語り継がれていくでしょう。

 

4四銀

4四銀」2021年2月11日に行われた朝日オープン戦の決勝 三浦弘行戦で指された神の一手です。

三浦弘行プロの巧みな差し回しで藤井聡太プロは苦戦します。

 

80手目前後のコンピュータの評価値はなんと…

三浦弘行…98%

藤井聡太…2%

でした。

コンピュータでは藤井聡太プロはほとんど負けですよーと言っています。

 

しかしここから藤井聡太プロは粘って五分の形勢にまで持っていきます。

そして神の一手4四銀を放ちます。

 

この手を指された三浦弘行プロは一言「ひえ~」。

高等戦術である「手渡し」でした。

「手渡し(てわたし)」とは相手に手を渡して2択を迫る手です。

 

正解の手を差せばあなたの勝ちです。

まちがった手を差せば私が逆転させてもらいます。

 

三浦弘行プロは短い時間のなかで一生懸命考えましたが…

まちがった手を指してしまい藤井聡太プロの大逆転勝利となったのです。

 

 

8七飛車成

8七飛車成は2020年8月20日の王位戦七番勝負第4局 木村一基戦で指されました。

 

藤井聡太プロの飛車がどこにも逃げ道がなく相手にゲットされる寸前です。

ここから藤井聡太プロは目の前の銀との自分の飛車との交換を選びます。

 

銀をゲットしましたが当然、相手の「金」で飛車を取られてしまいました。

普通のプロなら失敗ですが…

実は藤井聡太プロはすべて計算済みだったのです。

コンピューターも飛車を捨てる手が最も良い手だと判断しています。

飛車を切る前から全部読んでいました

このあと当然のように良い手を指しまくり相手の木村一基プロを圧倒。

4連勝で王位をゲットし最年少二冠が誕生しました。

1三角成

1三角成は2020年6月8日の棋聖戦五番勝負第1局 渡辺明戦で指された一手です。

藤井聡太プロは2020年の棋聖戦を振り返って一番印象に残った手と語っています。

 

この手は渡辺明プロの王様に王手をして相手の対応をみる手です。

相手の動き方で何通りもの対応策を用意していないとさせません。

このときすでに渡辺明プロは藤井聡太プロが仕掛けた「網(あみ)」に絡め取られていたのかも…。

と考えると藤井聡太プロの読みがすごすぎますね。

ちなみにこの対局は終盤に渡辺明プロが「16連続王手」の猛攻を仕掛けますが

藤井聡太プロがすべてひらりとかわして勝利。

最年少タイトルへと一歩前進した名局でした。

 

それにしても「藤井対渡辺」の対局で神の一手が多く出現してますね。

これからも二人の対局に注目です。

ありがとうございました

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