最強棋士の一角となった藤井聡太プロ。
そんな藤井聡太プロにも少年時代、将棋盤にしがみついて号泣していたという可愛らしいエピソードがありました。
今回は藤井聡太少年が号泣&将棋盤にしがみついていた3つの理由についてご紹介します。

小学校2年生までは人目もはばからず号泣していました(笑)
藤井聡太少年が号泣&将棋盤にしがみつく理由その①自分が許せないから
藤井聡太少年が対局に負けて号泣する1つ目の理由は
自分が許せないからです。
師匠の杉本昌隆八段は号泣する藤井少年を何回か目撃し号泣する負け方と泣かない負け方がある事に気づきました。それは以下の通り。
- 泣かない負け方‥相手が強くて完敗
- 号泣する負け方‥自分のミスで逆転負け
なのでミスをした自分が許せなくて号泣するというのが理由です。

ミスをして逆転負けは一番悔しいです。
藤井聡太少年が号泣&将棋盤にしがみつく理由その②将棋がなくては生きていけないから
藤井聡太少年が将棋盤にしがみつく理由は
将棋がなくては生きていけないから
です。
将棋が好きすぎて勝っても負けても将棋を辞めたくない、離れたくないという気持ちが将棋盤にしがみつくという行動に現れているのです。
ちなみに
- 将棋盤の前ではぽろぽろ泣く
- 母親に抱きついて泣く
これが将棋に負けたときの普通の子供の泣き方です。
しかし藤井少年は将棋盤にしがみつき顔を真赤にして
「うわああああん!」と号泣します。
こんな泣き方は師匠の杉本八段も
「見たことがない‥」
「本当に将棋なしではいられないだな‥」
とコメントしています。

私を将棋盤から母親が引っ剥(ひっぺ)がしていましたが
余り覚えていません(笑)
完敗のときは泣かない。自分のミスで負けたときによく号泣する
完敗したときの藤井少年はほとんど泣きません。
それは師匠の杉本八段のコメントからわかります。
「私が勝って(藤井)から泣かれたことはありません」
「私の戦法がオーソドックスで序盤のリードを保って完璧に勝っていたからでしょう。」
対戦した師匠の杉本八段によると藤井少年は完敗を認めた時、泣かなかったそうです。

完敗のときは泣きません。
何も知らない周りの人の反応は?
自分のミスが許せないから号泣する‥といっても藤井少年を知らない周りの大人達の反応は‥
当然びっくりします。(笑)
将棋盤にしがみつき顔をうずめ、火がついたように「うわあああああん!」と泣くので
「どうしたの?」
「大丈夫?」
と心配になって駆け寄ってくれたそうです。

当時は周りの人にお世話になりました。
谷川浩司九段との指導対局でも号泣
藤井聡太少年が小学校2年生の時、名古屋で開催されたイベント「将棋の日」の前夜祭での出来事をご紹介します。
この時、藤井少年 VS 谷川浩司九段(飛車角落ち)で公開指導対局があり谷川浩司九段の勝勢(もう少しで勝つ)の局面になりました。
気を遣った谷川九段は藤井少年に対し
「引き分けにしようか?」と提案。
しかし、その瞬間‥
「うわああああん!」と藤井少年は号泣。
必死になだめる谷川九段と師匠の杉本八段でしたが藤井少年は
「うわああああん!」(笑)
その後、母親が将棋盤から藤井少年を引っ剥がして会場の外まで連れて行ったというエピソード。
谷川九段はこのエピソードに対して「いい思い出だった」と語っています。

谷川浩司九段にはご迷惑をおかけしました。
藤井聡太少年が号泣&将棋盤にしがみつく理由その③気持ちを切り替えたいから
藤井聡太少年が号泣&将棋盤にしがみつく理由の3つ目は
気持ちを切り替えるためです。
例えば小学2年生の藤井少年がある対局で逆転負けをしたとき
対局相手から「それ反則だよ。」と意地悪く言われた瞬間、
「うわああああん!」と号泣。
それを見ていた師匠の杉本八段が
「もう立ち直れないのでは‥」
と心配するくらいに泣きじゃくっていた藤井少年。しかし‥!
すぐあとに行われた次の対局はケロッとして何事もなかったように将棋を指していたそうです。
当時小学校2年生だった藤井少年が気持ちを切り替えるために意図的に号泣していたとは思えません。
しかし勝負師としての本能が次の対局に勝つために泣かせていた可能性はあります。
とにかく号泣したあとは気持ちが落ち着き、平常心で将棋を指せていたのは事実です。

大人になっても切り替えは早いほうです。
まとめ
今回は藤井聡太少年が号泣&将棋盤にしがみつく3つの理由についてご紹介しました。
理由その①自分が許せないから
理由その②将棋がなくては生きていけないから
理由その③気持ちを切り替えるため
ちなみに小学三年生からはあまり泣かなくなったそうです。
号泣すると周りの大人に迷惑がかかると小学三年生のときにすでに学んでいたのでしょうね。

ありがとうございました
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